MetaMaskにトークンが表示されなくても、すぐに「消えた」と判断する必要はありません。入金先アドレスとブロックチェーン上の残高が正しければ、表示設定だけが原因のことがあります。一方、取引が失敗している、別アカウントを開いている、ネットワークが違う場合は、トークンを追加しても解決しません。

- 取引ID(TXID)で送金が成功しているか確認する
- 入金先と現在のMetaMaskアカウントを照合する
- 送金時と同じネットワークへ切り替える
- ブロックエクスプローラーで残高を確認する
- 自動トークン検出または検索追加を試す
- 公式コントラクトアドレスでカスタムトークンを追加する
- 表示が直らなければ通信・RPC・アプリ状態を見直す
MetaMaskにトークンが表示されない主な原因
| 原因 | 確認する場所 | 対処 |
|---|---|---|
| 送金が未完了・失敗 | 取引ID(TXID) | 完了まで待つ、または送金元で状態を確認 |
| 別アカウントを表示 | アカウント名・公開アドレス | 入金先と一致するアカウントへ切り替える |
| ネットワークが違う | 画面上部のネットワーク名 | 送金時と同じチェーンへ切り替える |
| 自動検出が無効 | セキュリティとプライバシー | トークン自動検出を有効にする |
| 一覧にないトークン | トークンを管理 | 検索または公式アドレスで追加する |
| 表示・通信の不調 | ブラウザ・アプリ・RPC | 再起動、ネットワーク再切替、RPC確認 |
「残高があるのに一覧へ出ない」のか、「ブロックチェーン上にも残高がない」のかで対応が変わります。以下の順番を飛ばさず確認してください。
最初に入金・着金状況を確認する
取引ID(TXID)で送金状態を確認する
取引所や送金元ウォレットの履歴から取引IDを開き、該当ネットワークのブロックエクスプローラーでSuccess・Confirmedなどの完了表示を確認します。Pendingなら処理中、Failedなら着金していません。
取引IDを提供できない相手から「送金済み」と案内された場合は、追加の支払いをせず送金元へ確認してください。
入金先とMetaMaskの公開アドレスを照合する
送金履歴の宛先と、MetaMaskで現在選択しているアカウントの公開アドレスを照合します。先頭と末尾だけでなく、可能なら文字列全体を確認してください。

送金時と同じネットワークへ切り替える
ETHという名称でも、Ethereum、Base、Arbitrumなどチェーンが違えば別の残高です。MetaMask上部のネットワーク名を開き、送金時に指定したネットワークへ切り替えます。

ブロックエクスプローラーで残高を確認する
ネットワークに対応するブロックエクスプローラーへ公開アドレスを入力し、Tokensなどの欄で対象トークンの残高を確認します。チェーン上に残高があれば、MetaMask側の表示設定へ進みます。
チェーン上にも残高がない場合、カスタムトークン追加では直りません。取引ID、宛先、ネットワーク、取引所側の出金状況を再確認してください。
自動トークン検出を有効にする方法
MetaMaskは人気のあるERC-20・SPLトークンを自動表示し、強化されたトークン検出にも対応しています。2026年7月30日時点の公式案内では、Ethereum Mainnet、Linea、Avalanche、BNB Smart Chain、Polygon、Arbitrum、Optimism、Base、zkSync、Solanaが対象です。新規ユーザーはトークン検出が初期状態で有効と案内されています。
スマホアプリではメニューから設定→セキュリティとプライバシーへ進みます。

画面下部のトークン自動検出を有効にし、トークン一覧へ戻って表示を確認します。

トークン名・シンボルで検索して追加する方法
トークン一覧から「トークンを管理」を開く
拡張機能のトークン欄にある3点メニューを開き、トークンを管理を選びます。

トークン名またはシンボルを検索する
検索欄へトークン名またはシンボルを入力します。同じ名称の偽トークンが存在する可能性があるため、名称だけで判断しません。

対象トークンを選択する
候補から対象を選びます。ネットワーク、トークン名、公式情報に記載されたコントラクトアドレスが一致することを確認してください。

内容を確認してインポートする
表示されたトークンと残高を確認し、インポートを選びます。トークン追加は一覧への表示設定であり、新しい送金は発生しません。

カスタムトークンをコントラクトアドレスで追加する方法

検索に出ないEVM系トークンは、トークンを管理→カスタムトークンを追加からコントラクトアドレスを貼り付け、次へ進んでインポートします。MetaMask公式案内では、検索またはアドレスによる手動追加はEVMネットワークで利用する手順です。
| 確認項目 | 安全な確認方法 |
|---|---|
| 入手元 | ゲーム・プロジェクト公式サイト、公式ドキュメント、公式リンク先 |
| ネットワーク | トークンが発行されたチェーンとMetaMaskの選択先を一致 |
| アドレス | 省略せず全文を照合。名前やロゴだけで判断しない |
| 少額確認 | 初回送金は対応状況を確認して少額から試す |
検索結果、SNS返信、DM、無関係なブログだけを根拠にアドレスを登録しないでください。偽トークンを追加しただけで直ちに資産が移動するわけではありませんが、そのトークンのサイトへ接続・承認・署名すると被害につながるおそれがあります。
ブロックエクスプローラーから追加する方法
対応するブロックエクスプローラーのトークンページには、More→Add token to MetaMask(Web3)などの追加機能が表示される場合があります。URLとネットワークが正しいことを確認してから操作してください。

MetaMaskが開いたら、提案されたトークンのネットワークとシンボルを確認し、公式コントラクトアドレスと一致する場合だけ追加します。

残高が間違って表示される・更新されないときの対処法
通信状態を安定させてMetaMaskを開き直す
安定した回線へ切り替え、MetaMaskを閉じて開き直します。ブラウザ拡張機能ならブラウザの再起動も試します。
広告ブロッカー・VPN・ブラウザ権限を確認する
表示を妨げる拡張機能やVPNを一時的に見直し、MetaMaskに必要なブラウザ権限が許可されているか確認します。秘密の復元フレーズを入力し直す必要はありません。
別ネットワークへ切り替えてから戻す
一度別のネットワークを選び、元のネットワークへ戻して表示を更新します。カスタムネットワークなら、チェーン公式情報を基に代替RPCを検討します。
ブロックエクスプローラーと再照合する
MetaMaskの数字だけで判断せず、公開アドレスのチェーン上残高と再度比較します。チェーン上の残高が正しいままなら、表示上の問題として公式サポートを確認します。
詐欺トークン・偽サポートに注意
- 身に覚えのないトークンのWebサイトやメモ欄のURLを開かない
- 残高を換金するためとして承認・署名・手数料の追加送金を求められても応じない
- Secret Recovery Phrase(秘密の復元フレーズ)や秘密鍵を誰にも渡さない
- サポートを名乗るDMではなく、MetaMask公式ヘルプから確認する
- ゲームトークンはゲーム公式サイトとチェーン上のアドレスを照合する
MetaMaskへトークンを表示するだけなら、秘密の復元フレーズや秘密鍵の入力は不要です。それらを要求するページは閉じてください。
MetaMaskのトークン表示に関するよくある質問
NFTゲームのリスク・注意点

①詐欺に注意
- クレジットカードを登録しない
- URLは公式が発信したものを参照する
- 他人にパスワードを絶対教えない
NFTゲームをする際には、仮想通貨に関する詐欺に注意しましょう。仮想通貨を使うときには、フィッシング詐欺に遭う可能性があります。
これは、偽のURLから個人情報が盗まれる詐欺です。自分の情報を守るためにも、仮想通貨を利用するときは十分に気をつけることが大切です。
詐欺被害に遭わないためにも、公式サイトが提供するURLを使うなど、日常的に気を配るようにしましょう。
②必ず複数の取引所を開設しておく
NFTゲームをプレイするためには、仮想通貨取引所のアカウントが必須です。ゲームを始める際には、複数の取引所に登録しておくことを強くおすすめします。
取引所がメンテナンス中やアクセスできない場合、ゲームで得たトークンを現金化できなくなることがあります。少なくとも3つの取引所にアカウントを作成し、いつでも日本円に換金できるように準備しておきましょう。
③投資リスクについて知っておく
NFTに投資する際には、さまざまなリスクが伴うことを理解しておくことが重要です。まず、NFT市場の変動性です。NFT市場は非常に新しく、価格が急激に上下することがあります。そのため、購入したNFTの価値が短期間で大きく変動する可能性があります。
これらのリスクを十分に理解し、必ず稼げるNFTゲームは存在しないという点を認識したうえで、慎重に投資判断を行うようにしましょう。
まとめ
MetaMaskにトークンが表示されないときは、最初に取引ID、アカウント、ネットワーク、ブロックエクスプローラーの順で着金を確認します。チェーン上に残高がある場合は、自動検出、検索追加、公式コントラクトアドレスによるカスタム追加を試してください。
表示設定よりも先に、コントラクトアドレスの入手元とネットワークを確認することが重要です。不審なトークンや偽サポートには触れず、公式情報へ戻って確認しましょう。
参考にした公式情報
- MetaMask:トークンを表示する方法
- MetaMask:トークン残高が正しくない場合
- MetaMask:トークンのコントラクトアドレスを探す方法
- MetaMask:カスタムネットワーク/RPCの追加
- MetaMask:トランザクション
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